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本日!猫俳句が新聞記事に!

 投稿者:二健メール  投稿日:2008年 3月 8日(土)11時38分48秒
編集済
  2008.3.8(土)の毎日新聞朝刊の12頁[くらしナビ「楽しむ」Amusement]のコーナーに、
主「独特の存在感を詠む」、副「猫をテーマに俳句に挑戦したい」と
「写真とセット 関連キーワード入れて」と題された27cm四方の猫俳句の記事が載りました。
猫と人間のモノクロ写真が3枚配されています。
その内の2枚は我家の新入猫ウラちゃんです。ウラちゃんは子猫の時に心に傷を負った猫なのですが、
良い里親(我家)が見つかって、招き猫と化したのでございます。
当てにはしていませんでしたが、初めての恩返し(恩を売ったつもりはございません)が今回の件でした。
天国へ召された初代の雌雄の兄弟猫は、2K→4LDKへの住宅を斡旋してくれました。
猫は神々しく愛想は良くないですが、生きた縁起ものですね。つくづくそう思います。
※あとで記事のイメージもアップします。(3.8.15:20イメージup)  3530-137105


※ウェブ上の毎日新聞「毎日jp」に記事が転載されました。 (3.10追記)
> 毎日jp > トップ > ライフスタイル > 住宅 > 記事

▽楽しむナビ:猫をテーマに俳句に挑戦したい。- 毎日jp(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/life/housing/news/20080308ddm013100088000c.html
▽猫パンチTV powered by ココログ (3.12追記)
 http://nekopunch.tv/
 
 

今日は2月22日で猫の日「猫俳句」発売

 投稿者:二健メール  投稿日:2008年 2月22日(金)05時30分10秒
編集済
  ということで、かねてからお知らせしていた猫俳句の本が発行されました。
少女や女子大生たちが手分けして猫俳句を作りました。
ケータイ猫俳句普及妙案でも貢献しました。
編集協力もののふの会ということで、
猫と遊べて、猫から学べる俳句の道を考えました。
ほとんど猫写真のページです。
無記名の猫俳句や落書きが書き付けてあります。
なぜ猫俳句なのかの文章が、4ページほどあるのですが、
それがまた新しいアプローチなのです。ニャンコ知新なのです。
これを読めば、君も今日から猫俳人!
猫と、かんたん俳句を通して道が開けます。
敷居が低くて、面白いムック本になりました。
ローニャクニャンニョ幅広く楽しめます。
福田沙紀さんも絶賛です。どうぞおひとつ。
右手親指ノンブルブルブルパラパラ漫画のおまけ付き!

  こねこねこ猫の子かわいいこねこねこ
  春の暮カゴ入り猫はもう飽きた
  たんぽぽが飛んでいきますボンジュール

『猫俳句』ケータイで詠む、ねこゴコロ。
2008年3月 世界文化社刊
ISBN: 978-4-418-08203-2 (4-418-08203-4)
税込 1,155円 A5判 95P 縦21cm
                         3529-136922
▽世界文化社│書籍・ムック│商品詳細 - 猫俳句
http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/08203.html

▽Blog「猫俳句」(必然的開設!こちらもよろしくニャン) (08.2.25追記)
 http://neko-haiku.seesaa.net/

☆08.3.8(土)の毎日新聞の朝刊“楽ナビ”のコーナに猫俳句の記事が載ります。
どうぞご覧下さい。(08.3.6追記)
 

「俳ラ9」動画YouTube化記念作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2008年 2月20日(水)22時57分42秒
  上のリンクの“「俳ラ9」動画 02.10.13”が、YouTubeでも見られるようになりました。
画面が荒れますがフルスクリーンにも出来ます。上の“ブログ「俳ラ」”の最新記事に貼ってあります。

「碌なアナクロ」

床利妻の衣蛾飢ゆ九回の政/疲れ坂俳ラは祓い化かされ勝つ/陛下是非侘び世界へ/
双六なアナクロ越す/立ったら真っ黒なアナログ妻等だった/狩る兄言霊だどこにあるか/
首待つと琴爪弾く/固っかろ狂い立つタイル黒かったか/神々は桃食み神か/
玉ちゃんやん八街ごえ/遺産捌け庇護顎鬚万歳/村を浜千鳥とチマ羽織らむ/
屋敷よ野良かダイアナも主な間柄の夜汽車/否暇な貴方な穴惑い内/野心一二三不憫じゃ/
長靴陸靴陸クリッククリックかな/異界汁君臨苦しいかい/神よ私を推した和読みか/
肩身風諭治癒ユーチューブ見たか/さに非ず蓮ら兄さ/絶叫魔神仕舞うよ吃ぜ/
家訓で世界に生かせ天狗か/夜へネガ動画を買うと金減るよ/寝床ない些細なことね/
見て飽きて野祭妻の敵当身/天進み恥部舞踏飛ぶ淵水澄んで/そげな芸術の露強い健気ぞ
                         (以上27句) 3528-136905
 

節分記念作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2008年 2月 3日(日)23時54分10秒
編集済
  <豆撒>
死活満つか二月三日路/奪う雪の節分仏世の急場/よか玉はめ初雪の消ゆ燕はまだかよ/
黄豆稀ぞみぞれ豆撒き/床間に鬼は外と傍に鬼孫と/福福は内乳母ぐふぐふ/
豆撒きや蒸すが気が済む焼き豆魔/良い酒舐め豆投げ祭よ/鱈がだめ枡豆だからだ/
熊借り説き関取が撒く/汝が色姫豆拾いかな/爺たかぶっと一粒が大事/
めでたき隙間偽豆豆撒き撒き過ぎた出目/示唆に粥飲め豆の床に座し/
三浦怪しい万鮫豆三昧路や荒海/汝が名いつ汝が名いつ田舎な追儺かな/
無が年の豆嬶め魔の使途咬む/主治医等やに鬼やらい趣旨/下舐め魔かてあてが豆なもし/
雪降り解けトリフ消ゆ/20句

<柊挿す>
柊挿さん佐々木ライヒ/遠野等咬め豆殻の音/餓鬼除け夜に鬼避けの貴家/
柊の棘や化度の嫌い日/鰯の臭い縫い鬼のしわい/箱葱ね招き猫は/
にんにくも挿され笹も宮人に/門口に挿して時差に痴愚とか/
寿崎来人寄せせよと柊挿す/鹿垣や髪の毛のみが焼き嗅がし/10句

<鬼>
鬼神サイケ隣家の元利計算式/御立腹不甲斐下腹部釣り後/猫の鬼に男の子ね/
犬の鬼に鳰の縫い/中に小母群天狗は鬼かな/交うものの怪浜なまはげの呑もうか/
確か山姥もてて模範まやかしだ/亀裂青鬼に大軋轢/赤鬼臍辺におかあ/
ずるい雷神禁止以来ルーズ/パパ退くやに鬼役の母/根が鬼に金棒ほな蟹にお金/
嗅ぐなと赤松に鬼妻かあと啼くか/邪霊を除けよお入れやし/事押し通す気か鬼頭を年男/15句

<厄落>
苛吐くや蟹顔蟹か厄払い/一人使徒置く厄落利飛び/危機だの悔やみ厄の薪/
ミイラ剥ぐ厄払見/ふぐり落とし通り区部/四度押し丼褌落とし/
厄ありの女難お宣飽くや/厄呪いの往なし撒くや/8句

<恵方巻>
二次恵方巻舞う吠え死に/酢飯海苔巻き決まりの示す/シスリブカルマ丸かぶり寿司/
お決まりの丸たき雪だるま海苔巻を/恵方神とは富交う吠え/歳得神敷く都市奴/
雪掻き魔と太巻が消ゆ/7句
(以上60句)   3527-136692
 

イブと正月の回文俳句作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2008年 1月 7日(月)04時54分29秒
  「イブ威」11句
                          宮崎二健
内観や智恵ねーイブまぶい姉ちゃんかいな/絵馬や伊勢寿司寿司寿司酢聖夜前/
聖誕前夜裸眼カラヤン全体ぜ/巷の商い甲斐なきあの田町/
手水に耶蘇教脳良き祖家に住みて/長めロザリオ手に似ておりサロメかな/
大人気なくカップル二日句投げなどを /むしろ死骸な杜の祈りも蔑ろしむ/
可否祝い飲んだ尻切支丹の祝い日か/隠れずに祝うわいにズレ句か/産気イブ威厳さ

「元旦か」12句

診よ凝る不甲斐なさ内科古暦/夜は罠飯避けて今朝注連縄張るよ/
十二使徒去年今年に飢ゆ死/酔うとつれない元旦かいな列島よ/
レースは山鳩と破魔矢外れ/床間の目斎つ初夢の真/
太箸や銅像早々と野師場飛ぶ/中外を確認し人肉かお屠蘇かな/
止めぞ飢餓書く言葉と酷が書初めや/腰撫でてお供えに絵謎を父無し子/
松過ぎて仮名がなかなか出来ず妻/ずらかるは身包み見る組春鴉

          (以上23句、初出:「アバンガルド俳句」)

正月や炒め詰めたい奴買う由/太箸が足りなく成田火事場飛ぶ/
書き初めや世界を生かせ止めぞ飢餓/初句会くたくただくだく威嚇唾/
子の年や初日の櫃は親父殿寝/松過ぎて玉入れいまだ出来ず妻/
今年こそ良い年と言い齟齬し床

          (以上7句、初出:「里58号(08.1)」)  3526-136379
 

12・21回文の日記念作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年12月21日(金)06時42分54秒
編集済
    「記念葱」
                          宮崎二健
傷が寒いから皆無杯/長湯す夢心地屈め柚子湯かな/何とかの日の香どんな/
撓うよ毎日乳に今用無し/仲居冬至明日味疎いかな/鯉灘奪還山茶花つたない子/
打開露文伸び寝付きて狐火ノンプロ筏/一二二一地位にニチイ/長い粥文不愉快かな/
デマ遂にその日の祖に何時まで/危機反美ビビンバ嬉々/余計ハンナラ党取らなんば埋けよ/
逆熨斗文武凌ぐ焼き/疎いラバ腑抜けぬ付和雷同/全て残ったヒンジ不審火抱っこの手経ず/
鱈カツ咳しても持てじ季節柄だ/隅の隅ごねった炬燵猫水飲みす/煮干煮てから糧に思慕に/
真水界烏賊墨魔/良くない身忌み意味がミイミイ鳴くよ/流れ櫛目にして死に目時雨かな/
回文かいかい完膚以下/値入記念日の瓶ね綺麗ね/記念日ピンピンビビン葱/
我利富み意味取りか/蜘蛛巣のままの酢も苦/浮く雁干し柿が資本家食う/
苦い嘘年金寝相如何に/階下竹薮焼けた怪火/壁ない中紅白は動かない鍋か/
歳末助け合い上げず断つ舞いさ声ハスキー空巣はエゴ/枯れた回文分ふいか誰か/
減らない彼方戦意ほぼポインセチア居並べ/身がそやす蚯蚓耶蘇神/サンタから伝家カンテラ歌壇さ/
レアに耶蘇教良き祖家にあれ/サンタ威張りつ実利俳壇さ/玩具クリスマスツリー律す先ず陸軍が/
開花聖樹は映ゆ四囲世界か/外資は聖菓買い忙しいか/乾杯かなトナカイ挽歌/
鵺ら飾り付けはお化け吊り逆らえぬ/いかんね禹歩で忘年会/弥立つ座独り祝い理飛び去ったよ/
パソ事故死とは年越し蕎麦/雪吊り律消ゆ/鹿脱離獅子舞の今支持率高し/ラガーと御節音から/
的屋が完敗歳晩輝きて/枯れ木磨かれ鑑布か/理屈パソ事故し年越し蕎麦作り/
狐課のやよ除夜の鐘撞き/清まし曲立つ仏陀が在します/行く年案山子と悔ゆ/
救世が来る年正しトルク稼ぐ/手の筆発初日の出/汝が雑煮嘘かな/
右亀よ嫁が君/正月番う由
              (以上60句、初出:ブログ「回文迷宮」) 3525-136186
 

12月21日は回文の日

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年12月18日(火)21時17分4秒
  問題の日が、目前に迫って来ました。
急ですが何か記念や思い出になることをしたいと思います。

------------------------------------------------------------
☆彡その一
当ブログ「回文迷宮」 http://kaibunmeikyu.seesaa.net/ で
<12月21日・回文の日記念作品群募集>をしております。
選者が優劣の選定をして賞を与えるものではありませんが、
どうぞ、どなた様も書き下ろしの回文詩歌俳句などを投稿して下さい。
今年最後のまとまった新作の発表の場として役立てれば幸いです。

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☆彡その二
12月21日(金)回文の日の寄合(弊店で飲み会)
サムライの営業時間内(18~25時)、
お代はご注文に準じます。つまり普通営業です。
金曜日なので、ちょっとでも賑わうといいんですが…。
参加者には、もれなく回文カクテル(?)をプレゼントします。
回文の日記念作品の合評でもできればいいのですが、成り行きに任せます。

記念の一句「金の寄合ありよ呑気」

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▽日本記念日協会 今日の記念日(12月21日を検索)
 http://www.kinenbi.gr.jp/

※2年前のこの記念日の制定は、私ということになっていますが、
実は、俳人・淡々氏の日日提案、邑書林・牙城氏の推奨取持ち、
日本記念日協会・加瀬代表の「その他の記念日」としての認知、
HP収録、カレンダー掲載など、その他複数の方々の尽力によるものです。
                       3524-136155
 

手と足をもいだ丸太にしてかえし

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年11月30日(金)02時42分48秒
編集済
  ☆待望の最新版鶴彬全集発売!!
『手と足をもいだ丸太にしてかえし』
 現代仮名遣い版鶴彬全川柳
 木村哲也編〔没後70年記念出版〕



帯文:「川柳人」主宰佐藤岳俊
2007.12.16邑書林刊/税込2100円/注文・問合:younohon@fancy.ocn.ne.jp
Tel 0267-66-1681/Fax 0267-66-16812/邑書林 振替:00100-3-55832

━目次━
・鶴彬校訂全川柳 5
・全川柳五十音順索引 135
・鶴彬川柳語彙索引 149
・鶴彬全詩 173
・鶴彬全散文一覧 203
・鶴彬書誌 211
・鶴彬へのオマージュ 木村哲也 250

▽BLOG「鶴彬全集繙閲」
 http://turu-akira.seesaa.net/
 http://turu-akira.up.seesaa.net/image/turuakira02ds.jpg

▽「つるべん暴走機関車」2003.1.11~4.1の過去ログを編纂
 当板「俳の細道」での圧巻木村哲也暴走投稿の読書日記記録。
 もののふの会で行った鶴彬勉強会(つるべん)が発端となった。
 http://www.ne.jp/asahi/hai/ten/turuben-bo1.htm                                         3523-135928
 

「俳ラ14」ビデオ鑑賞会のご案内

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年11月24日(土)16時05分15秒
編集済
 
\\\\\\あの感動をもう一度!//////
   ☆~HAILA14 Comeback to Me.~☆


今秋2007.10.7(日)に、新宿サムライで行われて好評を博した
俳句朗読の豊年祭「独演!俳句ライブ14」のビデオ鑑賞会を、
年内に実現したく、下記要領で強行致します。
本番を見逃した方、もう一度皆で見たい方、
特に出演者は、反省の糧として是非この機会にご鑑賞下さい。
出来ましたら大勢で一堂に会して見たいのですが、
各位のご都合に合うよう、当日昼夜2回上映としました。
尚、状況により急遽変更もあるかも知れません。
何人かのご要望があれば、別な日取りで再上映も致します。
過去の「俳ラ」のビデオ上映も可能です。ご提案下さい。
_____________________________

▽日時:12月2日(日) 午後
                /▽料金(1drink以上のご注文)
(1)昼の部上映○3時半~5時半過ぎ/ 500円~(ジャズ喫茶Menu)
(2)夜の部上映●6時 ~8時過ぎ /1000円~(ジャズバーMenu)

▽場所:新宿三丁目 JazzBar サムライ 03-3341-0383

・撮影者:神山てんがい
・出演者:タニユースケ、ながしろばんり、二健、緋川小夏、
     飛入りの皆様、神山てんがい、ギネマ
・モニター:29InchTV
・仕掛人:二健(予約戴けると有難いです)
_____________________________
                               3522-135841
Photo by Kanau, Retouch by Jiken
 

『俳句空間―豈』45号 発売

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年11月13日(火)00時42分6秒
編集済
  〈特集・伝統の黄昏/伝統の新興〉〈特集・戦後俳句論争〉
発行:2007.10.30豈の会/発売:邑書林/B5判 154p \1,050(税込)

毎号論客オンパレードの充実した誌面ながら、
わが作品は、同人作品の「咲く七草」の回文俳句20句と、
その下段に配された回文詩「互して撫子」1篇のみ。129頁

仁平勝氏の、特集・戦後俳句論争「大根を正宗で切るな」は、
桑原武夫の「第二芸術論」に対する、川名大氏の既に発表された
論考に対して、酷評を綴っているあたり、読み応えがある。

一方、4ページ前では、その川名大の、特集・戦後俳句論争「『戦後俳句』史観」
という評論があり興味深く読み比べた。
旧師の原子公平も名前だけは登場していて親しみをもった。
かなり硬質な文章であり、仁平の皮肉るところの正宗たる所以か。
仁平に言わせれば、駄文で大根の「第二芸術論」などは包丁で切ればいい所を、
川名は正宗で切りかかっているのだそうだ。
川名は学者先生にありがちな生真面目一本やりなのだろうか。
文学者としての知識と義勇のなせることであろう。
以前の未定誌上では、川名大対齋藤愼爾で、
歯に衣を着せぬ天晴れな論争を展開していたことを思い出す。

なお、仁平と川名の両評論は別個のものである。
その他、特集・戦後俳句論争のテーマでは、
今井聖、小林貴子、川名つぎお、橋本直(下記URLで読める)、中村安伸がペンを奮っている。

俳句に対して「第二芸術論」なるものが戦後すぐに出てきて物議をかもしたが、
この際、論を飛ばして結論だけの私見を述べたい。「俳句は芸術に成り下がってはならない」
私がこのように極論すると、「既に有名な○○が言っているよ」と指摘されるのだが…。

▽邑書林のHP
 http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/
▽俳句の創作と研究のホームページ/橋本直
 http://homepage1.nifty.com/haiku-souken/
                       3521-135642
 

ほくめい短歌塾入門記

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年11月10日(土)21時40分19秒
編集済
  立冬を目前にした平日の昼下がり。
どんよりした後楽園の空。
講道館と肩を並べた文京シビックセンター。
ちなみにシビックとは、車名ではなく「市民の」という意味。
実に財政の豊かさを具現した公共施設だ。
会場の会議室は三階の奥まった所に。

定刻に到着すると、入口のドアで仕掛け人の山下氏と鉢合わせ。
氏の飲まれている姿しか見たことがないので、
昼間素面で、お勤めされているのを見て安心した。
入室すると、窓側の白板前の講師席で立っておられた
辰巳泰子氏に暖かく歓迎された。
「たまには辰巳さんのお顔拝まないと老け込むからねぇ」。
「苦笑」。
冗談のジャブを飛ばすのが私流人間観察上の常套手段。
しかし時と場合と相手による。
つまらない冗談は迷惑なので控えなければならない。

講師の、ふくよかな黒髪と白いお顔。
右大腿部外側に深く切れ込みの入った黒いワンピース。
異国情緒と言おうか、たおやかな大阪言葉。
和モダンな目鼻立ち。
それら人一人の存在そのものにまとわる要因は、
無機的で素っ気ない会議室の空気を潤した。

角の席に陣取って、自分の鞄をごそごそやっていたら、
「二健さん、飛入りやるつもりの準備ですか?」と指摘され、はっとした。
「いやいや、とんでもない、辰巳さんの話と朗読を聞きに来たんですよ。
メモ用の紙を探していたんです」と、率直に申し上げた。
こう見えても人前での自己顕示に対しては幼少より消極的性格。
遅刻者を待って数分遅れで開講。
こういった会、私は久々の受講。
深く座り直して背筋を伸ばした。

先ずは、10年程前、短歌朗読に関わった経緯、そして体験談など。
築地での第一回目の「マラソン・リーディング2001」(4.28)や、
三鷹での朗読バトル「辰巳泰子VS藤原龍一郎」(2001.7.1)など、
当時観客だった私ながら、時空を共有したという接点もあるので親近感を覚えた。
辰巳氏のエピソードでは、朗読の練習の為にカラオケボックスに行って、
友人が歌った「ルパン三世」の主題歌に出会ったそうな。
その歌にまつわる見解は、歌人兼朗読者らしく斬新なものだった。
その上、その歌を起立して歌ってくれるサービスにあやかった。
辰巳氏の無伴奏の歌を初めて聴けたことは幸いだった。
修学旅行で美人バスガイドさんをに当たったような、浮かれた心持だった。
辰巳氏は才ある表現者として肝心な‘突き抜け’を持っている人だと、
前々から思っていたが、この何気ない行動もその表れであった。

※「ルパン三世主題歌Ⅱ」より一番を引用する
 (作詞:東京ムービー企画部 作曲:山下毅雄)

 足元にからみつく 赤い波をけって マシンが叫ぶ
 狂った朝の光にも似た
 ワルサーP-38 この手の中に だかれたものは
 すべて消えゆく さだめなのさ ルパン三世

辰巳氏は、この歌の主体は何なのかと問題提起した。
誰しも答えに窮した。答えは常套のルパン三世ではないのだ。
自問自答で、「マシン」つまりオートバイの眼差しなのだそうだ。
なるほどそうなのかと思い知らされた。鋭い読みだ。
アニメ映画「もののけ姫」においては山犬、
シヴ神では牛に置き換えることができるであろう。
物言わぬものが、いかにも主体らしきを主として乗せているが、
台詞を吐く主体は、下の従にありという絶妙なトリックを、
歌詞の読み解きで見破って示してくれた。

また、「ルパン三世・愛のテーマ」の歌い出しを引いて、
「風に髪をとかれ おやすみの~」の「風」と「髪」語順の違いで
彼女なりに、しっくり来る来ないを検証した。
覚え違いで歌った「髪を風にとかれ おやすみの~」の方が
歌い易いのだそうだ。詩語や韻律に敏感な歌人が、
朗読を念頭に置いて、アニメソングの歌詞を咀嚼して
飲み込んだ過程を見せてくれた。
詩歌朗読街道に有意義なアプローチだった。

その後、会議室の照明を落として、講師は出入口を背後とする中間位置に移動した。
黒いシンプルなワンピースの上に無造作に長襦袢をはおった。
足元に小さなキャンドルを灯した。
手前味噌ながら俳人として一句即吟。

  マッチ擦る一度三度め霧ふかし  二健

底をくり抜いた紙コップがランプシェードに早変わりした。
このワンポイントの炎が、辰巳泰子朗読世界の情緒となって仄かに揺れた。
衒わず大袈裟でない自己演出に好感がもてた。
出し物は、既発表の自作の短歌群と随筆の朗読。
「演歌のような題ですが…」と恐縮しながらも、思い入れの強さが偲ばれた。
「子恋舟歌」の連作49首を、情念豊かに落ち着いて朗読した。
穏やかに滔々と流れながらも、歌に込められている気魄が、波光となり輝いた。
文字表記表現から歩を進めた歌人辰巳泰子の朗読世界に身を委ねた。
読み終えた原稿が、膝から桐一葉のようにはらはらと足元に散った。
下に抄出した一首「流されて生きゆく…」のように。
私たちは、目を閉じ、凝らし、耳を傾けているうちに、
足許を取られ、えも言われぬ色香の霧に包まれた。
イマジネーションをかき立て辛い日常的環境に身を置きながらも、
幽玄な歌読み物語が、彼女の存在そのものによって描き出された。


  にんげんのるつぼの壺を抱きながら割ることもなくありたり 君は  辰巳泰子
  かにかくに我が人生のつづら折れ 魑魅魍魎を轢きてもゆけず
  もとより墓なく墓よりあふぐ天もなくいちぢく色の虚空さまよふ
  むちやくちやに水を手で掻き 月影のあまねく差せば月影を見よ
  舟板を破つてしまふその人はよくある人さ 忘れてしまへ
  淋しくはあらねど舟はあてどなく歌ふとき誰かが聴いてゐる
  歌びとの噴きあげならぬかなしみは淀川上るきしみ聴きつつ
  なかなかに死ねない踊り 白拍子 そののちをゆるやかに流されよ
  流されて生きゆくことはわるくない それぞれに散る花びらのゆくへ
  痛ましければ痛ましいほどおもしろく絵草紙は被害者が描かるる
  よろこんで子恋小路の迷ひびと 狂つてしまつてもよかつたんだよ
  狂はずに子恋小路の果てに着き誰も掲げぬ迎へ提灯
  子恋小路 糞を踏んでもたぢろがず 花明かりするこの子を抱いて
  まつくろくろのここから先はただ一人 やがて途絶へん花明かりの道
  男が女に逢ひにゆくのに理由なし夜が暗いとさうなる けもの
  独りぼつちは喧嘩のやりやうがなくてよい 春寒の結論は淋しかり
  子離れのためにわが詠む百首歌 ぼんやりと戻るただの女に
  ぼんやりと残されし時間まだながく光の束へ 抱かれにゆく


母として 女として 人として その魂として
あるいは それらの思いによらず
言の葉の糸を紡ぎ 織り歩む独りのウタビト
その歌織物を三方に乗せよう
そして月夜の晩の小舟に進ぜよう

淀川のネオンを尻目に灯る走馬灯
灯す火種はタマシイの火
走馬灯の化身は 魑魅にあらず 魍魎にあらず
時に風車 時にマニ車 時に糸車
あやしに回し 祈りに回し 紡ぎに回す

  くるくると信じていればからからと矢車光る竿のいただき  二健


次なる金魚をテーマにした随筆朗読も別の味わいがあった。
金魚が皮膚の病に侵されて、手立てを講じ思案する。
手厚い思いやりと、川に流して解放されたいという思いの背反。
金魚の哀れは、老後の自らの哀れを物語ったのだった。

辰巳氏は、朗読を終えると身なりを戻し、元の位置に戻った。
やるべきことはやり終えて、質疑応答の時間となった。
無所属の男性歌人が、結社に所属するしないの良し悪しを尋ねたりした。
本日の主題から遠い質問にも快く応じておられた。
短歌ないし俳句の朗読会の実践者として、私も発言の機会を得た。
このことは参加目的の一つでもあったので、
経験済みの「俳ラ」などを例にとって端的に発言した。
言いっ放しで終わったようだったが、まだまだ素地的に無理な話だった。
朗読表現は、それぞれ別々に活動していて、
お互いに分かりえていないことなどが少なからずあると思うが、
その話題による交流の糸口にはなったと思う。

今回の辰巳泰子の「ほくめい短歌塾」は、
ありがちな理論優先の勉強会ではなく、
生身の身体での、特に発声の実践で教授してくれたところが、
私には心地よく響いた。
鞄をごそごそやってメモの用意などする必要はなかった。
山下氏に熱心に勧められて行ってみた甲斐も収穫もあった。


  朗読する歌人遠近たまゆらに子恋舟歌霧中に聞けり  二健



 ※文中の短歌群18首は、辰巳泰子公式HP「眠れない夜を越えて」の
  「子恋舟歌」の頁より抄出引用した。
  http://www.geocities.jp/tatumilive/index.html

 Photo by Jiken                          3520-135545
 

ほくめい短歌塾へ

 投稿者:二健  投稿日:2007年11月 6日(火)12時38分18秒
  編集者じきじきの来店による要請で、本日下記講習を受けに行って参ります。
久しぶりのお出かけです。

講師:辰巳泰子
主題:短歌と肉声
   トーク「短歌と肉声」・朗読「子恋舟歌」
   飛び入りの方の朗読・質疑応答

日時:11月6日(火)13:30~15:30
場所:文京シビックセンター
費用:入場(参加)代金として1500円
定員:30名

▽北溟社 http://www.hokumei.co.jp/        3519-135462
 

若い女性猫俳人募集(=^・^=)

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月31日(水)20時20分38秒
編集済
  文化の秋酣です。
猫の写真+俳句のムック本の企画があります。
つきましては、猫好きな若い(20代)女性俳人を募集しております。

・猫にちなんだ、あるいはイメージしたフレッシュな俳句の創作。
 (有季定型、口語、現代仮名遣い)
・要員は2~3名。猫の写真に添えるための数十句を作句。
・適任者が見つかり次第締め切ります。
・サムライで打ち合わせします。

我こそは、という方は申し出て下さい。
俳友に知らせてください。
まだ詳しいことは、分かりませんが、
只今当店で2人で編集会議している編集者に紹介しますから、
とりあえず私まで、お名乗り上げ下さい。
プロフィールと連絡方法などをお知らせ下さい。
一流出版社のムックですから、良い話ですよ。  3518-135369

 二健@もののふの会
 jike@n.email.ne.jp

※11.2未明の追記:現時点で3名の適任者が現れました。
今後の名乗り上げでは、補欠とさせて頂きます。

※12.27の時点での進行状況:
2008.2.22に猫写真俳句本刊行が本決まりとなりました。
猫俳句作者は、中高大社会人の7人の侍と決定しました。
福田沙紀選、もののふの会著となる予定です。
口語猫俳句は、季語または猫ワード可となりました。
乞うご期待!
 

ブログ「俳ラ」でも結果報告

 投稿者:二健  投稿日:2007年10月31日(水)03時50分39秒
  当板で発表した「俳ラ14」の全朗読作品と写真等をブログ「俳ラ」にも編纂しました。
後日写真や感想文等で肉付けをしていく予定です。上のリンクを辿ってみて下さい。
                           3517-135359
*Photo by Kanau
 

今回の「俳ラ」

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月18日(木)03時22分44秒
編集済
  主催者側の観点を交えて、改めて「俳ラ14」を振り返ってみたいと思います。

今回の6人の出演者中、連続出演者が3人で、初挑戦者が3人でした。
女2人と男4人、大学生からその親父ほどの年齢較差。
学生、主婦、OL、ミュージシャン、俳優、自営、と生業も夫々。
常日頃から俳句に没頭しているのは2人で、
舞台で活動している人は3人。
それらの毛色の違うモノノフたちが、
俳句朗読の豊年祭の舞台に上がりました。

先ずは祭の準備段階から、ある種の手応えを感じました。
こう出来たらいいなと思う事が、つつがなく実現できました。
結果的に初出演者達も「俳ラ」の空気そのもののような人達でした。
順番と持ち時間決め、司会と口上役、閉会時の各自舞台挨拶の伴奏役、
作品集や書幅書き飾付の協力、集客、しいてはスタッフの勤しみ等々、
皆一丸となって進行することが出来ました。
そして、主客交えた盛り上がりを得られたと思います。
6人の出演者の夫々が個性的で、夫々に面白かったと、
大方の感想の声が聞こえてきました。

もちろん俳句朗読会という本来に立ち返ってみても、
逸脱はしていないと思います。
ただ無目的に面白可笑しく、奇を衒ったパフォーマンスばかりの
イベントに陥ってはならないという自覚は持ち続けています。
朗読した俳句を紙に表した文字でも鑑賞してもらうために、
「俳ラ」は毎回終演後、観客に作品(レジメ)集を手渡しています。
お客様は帰路電車の中で、この冊子を手にして、想いを深め、
余韻に耽ってもらえるものと思います。

今回の「俳ラ14」の特徴は色々ありました。
先ずは、試行錯誤の連続だった「俳ラ」の輪郭線がはっきりと
浮き上がってきたと思いました。
初めて、開演の口火を切って口上がなされました。
これは、ギネマ氏が口説いて「俳ラ14」に連れ込んだ「煉獄サアカス」の
親玉のてんがい氏が、初出演ながら快く引き受けてくれたので実現できました。
「俳ラ」の見世物小屋色が一段と鮮明になりました。
木枠に下げられた鉦と太鼓を抱えたチンドン屋風情での登場で、
場は一瞬にして懐古調で怪しい「俳ラ」のプレリュードとなりました。
その七五調の口上は「俳ラ」「もののふの会」「サムライ」と語り継がれ、
恐れ入りました。感無量でありました。
最初の「俳ラ1」では、俳優兼映画監督の卵の参加はありましたが、
そのお手並みは生かされませんでした。
それ以降、俳優の出演による高揚はありませんでした。
したがって、今回の神山てんがい氏の出演決定は、
遂に期待すべき俳優がお出でなすった!という実感です。

このことは、作家や弾語を生業とするながしろばんり氏の
出演についても言えます。ばんり氏はエンディングの
出演者一言舞台挨拶の際にギターでの伴奏付けで、
良い雰囲気を出してくれました。祭りの終焉の雄叫びを
ほのぼのとしたサウンドで包み込んでくれました。
生の人間の生の音は、ありがたかったです。
常日頃舞台に立っておられる、このお二人に最初と最後を
締めて飾ってもらったのは幸運でした。

さて、肝心の各自の独演はどうだったのでしょうか。
ここはお客様が何より感じ取ってくれたと思います。
私は、出演者なので全部をつぶさには見られませんでした。
楽屋から覗いたり、デジカメの液晶を見つめていたりで、
気持ちが散漫でした。

出演者各自の感想はまた改めて書きたいと思います。  3516-135156

準備段階 *Photo by Jiken
 

[俳ラ14]一、タニユースケ作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月18日(木)00時50分38秒
    俳句朗読
  【 未来予想図Ⅱ 】33句15分  タニユースケ
             (注:前書き2字下げ)

━━連作その1「わが家庭」

チンッとトースターが朝のあいさつ
僕と同い年のアナウンサーが笑つてゐる
  息子。
息子が僕と似てゐることを残念がつてゐる僕がゐる
  娘。
何だその態度はと言ってはみたものの秋風
  妻。
ずいぶん前から妻は僕の帰宅時間を聞かず
  愛犬ハナ。
いつからか散歩は僕の係だな
僕が死んだら愛犬は困るかも知れないぞ


━━連作その2「満員電車」

満員電車だ、嗚呼、人のぬくもり
吊革ひとつもう一人のをぢさんと握りあふ
中吊り広告にまで馬鹿にされてゐる
駅に停車するたびに女子高生にぶつかる
頭の中で「この人痴漢です!」と言はれてしまつたときの逃げ
口上を考えてゐる
春風やそれでも僕はやつてない
手を挙げて満員電車過ごさうよ


━━連作その3「わが窓際」

窓際はあたたかいなあ、あたたかい
肩書きは「第二総務部特別庶務課課長代理」天高し
仕事はない机がある部下が少しゐる
  わが三十年の会社員生活を省みれば。
降る雪や出世は遠くなりにけり
  私はかつて「忍者ハットリ君」が大好きな少年であつた。
忍法出世の術ニンニン! しかし出世せず
なんだか最近上司が優しい、木瓜が咲き始めた
一番にわたしを照らす西日かな
  「君は出世するよ」と言い続けていると、ホントに僕より
出世した田中くんへ
君は窓際から見える美しい西日を見たことはあるかい


━━連作その4「ひとり酒」

「とりあえずビール」中間管理職
なんとなくつらくなるまでビール飲む
プラスチック容器に焼鳥の串立ち尽くす
いい加減にしろ! ししとうが辛いじやないか
行く春をアジア系店員と惜しみける


━━連作その5「再び、わが家庭」

  深夜、家に帰ると、僕の分のカレーが卓に置いてあつた。
カレーはすつかり冷え切っていた。
加齢臭はカレーを食べたから・・・なんちやつて
をぢさんにシャワーの水が当たつてしたたる
僕は孤独ではないのだと愛犬を見て思ふ
  そういへば、
この犬を「ハナ」と名づけたのは妻であつた
  妻すでに眠る。社会性俳人・橋本夢道に「眼底の牡丹のご
とし妻は最愛なる人間である」の句あり。
妻の背は大きく広くたくましい
僕の背は小さくせまくうつくしい

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◇ プロフィール
・1985年、愛媛県生まれ。
・北大路翼に師事。
・トーキョーハイクライターズクラブ所属。 http://www.thc-haiku.net
                        3515-135154
*Photo by Kanau
 

[俳ラ14]二、ながしろばんり作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月18日(木)00時46分10秒
    俳句弾語
  【 可も不可も 】27句10分  ながしろばんり

可も不可も甲斐性もなく蟻を追ふ
ラヂオ聞く今東京の底におり
死ね死ねと鳴く汝こそ去ね、クマゼミ
5/4の律な壊しそ夏木立
ホルモンを焼く早朝よ原爆忌
うどん屋の汗止まらいでポツダム忌
彼岸前痛風に諭されました
通行人Aは脱水せし駅舎
くらくらの石畳なり秋立ちぬ
夕刊の真新しきよ祭行き
酔ふた身にテーブル椰子の柔らかき
仄青き「止まれ」の文字やあさぼらけ
山都路を月の剣と疾走す
つれづれに栗羊羹を積み上げて
サンダルの裏っかへしよ曼珠沙華
脂汗寝床のうへでとろろ擂る
曼珠沙華以って新宿炎上す
鳥兜かしらと過ぐる余所の庭

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◇ プロフィール
ながしろばんり=ライター、イラストレイター、編集者、席亭。
出版と落語の世界の底辺をうろうろぶらぶら。
ギター一本の弾語では高円寺を中心に年4を目標に活動中。
亜空間創作ギルド万里園主宰。
俳句における主戦場はQ書房平成の俳句バトル[ http://www.qshobou.org/haiku/ ]。
参加者は常時募集中。
                        3514-135154
*Photo by Kanau
 

[俳ラ14]三、二健作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月18日(木)00時34分13秒
編集済
    褌天狗仮面俳句怒号
  【 天狗豊年譚 】17句19分  二健

ペンキ臭い猿ぐつわだ
ねぎらいも値切られもせず秋茄子
すんさまじと耳年増ざんす
ありったけの褌締めて秋の風
風船にからまれている天狗かな
カマトトを知らないと言うカマトト冷え
便器で泳いでいた蜘蛛をすくった
死刑台の下で恋の町札幌
秋雨ぴっちゃん墓穴を掘る
腋の下をぬぐっても手拭か
花嫁が鬼嫁となる秋の暮
黄色い菊に囲まれていた
烏賊を丸めてアンモナイト
日本晴朝鮮朝顔中華鍋
天狗の紅葉山がモヒカンにされた
ばか話はばか話で彼岸花
ちぐはぐに積み木積まれて豊年祭

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◇ 二健略歴
1985年から俳人になる。原子公平に師事。
滅亡の危うきに瀕した俳句志{もののふの会}の看板守。
ギネマ等と1998.3.1、「俳ラ」活動を開始。同年11月の「俳ラ2」より、
天狗仮面俳句怒号と称して暴れる。現代俳句協会青年部の俳句朗読会、
牙城率いる「朗読火山俳」、歌人らの「マラソン・リーディング」、
フリージャズの庄田次郎率いる「スビリッツ・リショイス」に等に参戦数回。
現在、手前共の「もののふの会」以外では、「豈」と「里」同人。
〈 俳句とは俳の句である 〉が持論。

 HP「俳句天狗」: http://www.ne.jp/asahi/hai/ten/
 ブログ「俳ラ」: http://haila.seesaa.net/
                        3513-135154
*Photo by Kanau
 

[俳ラ14]四、緋川小夏作品

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月17日(水)19時17分31秒
    桃色川柳朗読
  【 経産婦の恋 】29句5分  緋川小夏

重ねたる唇の荒れに秋を知る
目を閉じて久方ぶりの君を味わう
戯れに頬張る松茸右曲がり
松茸や湿地を好んで育ちけり
騎乗位で軋むベッドのいななきよ
脱いだシャツ君のいぬ間に匂い嗅ぐ
別離れても別離れなくても寂しけり
生足で夜中にひとり米を研ぐ
ため息が突かれるたびに押し出され
見えずとも香りで惑わす金木犀
人差し指ときに自分の中を挿す
居酒屋で「抱いて」と言えずに芋焼酎
秋の夜蒲団にもぐって栗拾い
恋仲も三寒四温を重ねけり
闇鍋をつつくがごとくむさぼられ
満開の私を濡らす夜の雨
「秘密だよ」百日紅の花が見ていた
ひとり寝の昂りし頃に君の名を呼ぶ
後ろから君の舌先のぬくもりを知る
ジーンズの上から伝わる怒張かな
押し開く蜜柑の房を割るように
秋茄子を下のお口で食べる嫁
冬隣り君のぬくもり肌恋し
交わりて仰け反る額に玉の汗
ぬかるみに足を取られてベッド・イン
口紅が嘘をつくたび剥げてゆく
戯れと知りつつ溺れる情けかな
交わりを解いて君は何処へ帰る
肉棒で徒然なるまま奥の細道

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◇ 緋川小夏★句歴一年。主婦。子持ち。
今秋より某大学文学部(通信制)に入学。
「モモカタリ」 http://erotic.monokatari.jp/
「超短編官能小説」 http://erotic.monokatari.jp/konatsu/item_27.html
                        3512-135150
*Photo by Kanau
 

俳ラ名物「飛入り」

 投稿者:二健メール  投稿日:2007年10月17日(水)17時09分17秒
  飛入り下すった、翼様・優夢様・高橋様・中村様・きのこ様・モル様・未来様、以上7名様有難うございました。
  お礼の一句「やれ打つな飛んで火に入る虫の息  二健」

 ※後日、小さくして連結した写真を挿入したいと思います。
                        3511-135149
 

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