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第44號 2009年3.4月 (2009.3.25発行)
編集・発行人/佐々木六戈
発行所/草人舎(昭島市) 頒価\1500
普段は縁もゆかりもない同人誌だが、
突然、一通の原稿依頼の封書が舞い込み、驚いた次第。
俳壇からは遠のいている折、奇特な人がいたものだと…。
内容は何と「草蔵」誌巻頭の「草の扉」(招待席)用に、
2頁に渡る回文句の連作を求められたのだった。
我が回文俳句に目を留めてくれる文人はそうめったにおらず、
はなはだ動揺して、ああでもないこうでもないと入魂の描き下ろしを試みた。
その作品が、晴れて「草蔵」44號に掲載された。
編集長の佐々木六戈氏とは面識はあるものの、交友関係はなく、
互いに「厳つい奴だ」ぐらいな認識しかないと思っていた。
いやはや、推測するに氏は俳句同人誌「豈」や何かの誌面で、
我が一連の回文俳句を読んでおられ、御心中乍評価してくれていたのだ。
豈誌上では、何の気兼ねもなく同人作品として回文俳句を発表し続けているが、
普通の句会等で回文俳句を出すと、その異形故鑑賞も評にも窮し、
無視か、うざったがられるのが関の山で、決して心から喜ばれ、
歓迎される筋合いのものではないことは、経験上承知している。
革新俳句系の強者でさえも多行俳句は評価しても、
範疇外の回文形式は蚊帳の外というのが実情だ。
例外もあって、時たま現れる理解者には救われる。
記憶に新しいのは、ウェブ上で活躍中の「週刊俳句」の編集を
手がけている上田信治氏に、我が既発表の回文俳句をごっそり提出を求められ、
厳選して100句にスポットを当てられたことた。今でも同サイトに記録されている。
今回の「草蔵」の佐々木六戈氏からのご指名は、それ以来の果報だった。
又一人恩人が出来た。従来は年上の恩人だったが、現今は年下の恩人ちらほらとなった。
そこで一句(普通の俳句)
年下の恩人そそと雪やなぎ 二健
異物を疎外せず、広い視野に立ち、作品本位の評価に軸足を置く、
ほんの一握りの人物に理解され、交流し、我が想う俳の細道を歩まん。
▽草藏 Souzou
http://sasaki-rokka.com/
▽Haiku Weekly 週刊俳句 第11号 2007年7月8日
http://weekly-haiku.blogspot.com/2007/07/11-200771.html
3571-14130
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