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主催者側の観点を交えて、改めて「俳ラ14」を振り返ってみたいと思います。
今回の6人の出演者中、連続出演者が3人で、初挑戦者が3人でした。
女2人と男4人、大学生からその親父ほどの年齢較差。
学生、主婦、OL、ミュージシャン、俳優、自営、と生業も夫々。
常日頃から俳句に没頭しているのは2人で、
舞台で活動している人は3人。
それらの毛色の違うモノノフたちが、
俳句朗読の豊年祭の舞台に上がりました。
先ずは祭の準備段階から、ある種の手応えを感じました。
こう出来たらいいなと思う事が、つつがなく実現できました。
結果的に初出演者達も「俳ラ」の空気そのもののような人達でした。
順番と持ち時間決め、司会と口上役、閉会時の各自舞台挨拶の伴奏役、
作品集や書幅書き飾付の協力、集客、しいてはスタッフの勤しみ等々、
皆一丸となって進行することが出来ました。
そして、主客交えた盛り上がりを得られたと思います。
6人の出演者の夫々が個性的で、夫々に面白かったと、
大方の感想の声が聞こえてきました。
もちろん俳句朗読会という本来に立ち返ってみても、
逸脱はしていないと思います。
ただ無目的に面白可笑しく、奇を衒ったパフォーマンスばかりの
イベントに陥ってはならないという自覚は持ち続けています。
朗読した俳句を紙に表した文字でも鑑賞してもらうために、
「俳ラ」は毎回終演後、観客に作品(レジメ)集を手渡しています。
お客様は帰路電車の中で、この冊子を手にして、想いを深め、
余韻に耽ってもらえるものと思います。
今回の「俳ラ14」の特徴は色々ありました。
先ずは、試行錯誤の連続だった「俳ラ」の輪郭線がはっきりと
浮き上がってきたと思いました。
初めて、開演の口火を切って口上がなされました。
これは、ギネマ氏が口説いて「俳ラ14」に連れ込んだ「煉獄サアカス」の
親玉のてんがい氏が、初出演ながら快く引き受けてくれたので実現できました。
「俳ラ」の見世物小屋色が一段と鮮明になりました。
木枠に下げられた鉦と太鼓を抱えたチンドン屋風情での登場で、
場は一瞬にして懐古調で怪しい「俳ラ」のプレリュードとなりました。
その七五調の口上は「俳ラ」「もののふの会」「サムライ」と語り継がれ、
恐れ入りました。感無量でありました。
最初の「俳ラ1」では、俳優兼映画監督の卵の参加はありましたが、
そのお手並みは生かされませんでした。
それ以降、俳優の出演による高揚はありませんでした。
したがって、今回の神山てんがい氏の出演決定は、
遂に期待すべき俳優がお出でなすった!という実感です。
このことは、作家や弾語を生業とするながしろばんり氏の
出演についても言えます。ばんり氏はエンディングの
出演者一言舞台挨拶の際にギターでの伴奏付けで、
良い雰囲気を出してくれました。祭りの終焉の雄叫びを
ほのぼのとしたサウンドで包み込んでくれました。
生の人間の生の音は、ありがたかったです。
常日頃舞台に立っておられる、このお二人に最初と最後を
締めて飾ってもらったのは幸運でした。
さて、肝心の各自の独演はどうだったのでしょうか。
ここはお客様が何より感じ取ってくれたと思います。
私は、出演者なので全部をつぶさには見られませんでした。
楽屋から覗いたり、デジカメの液晶を見つめていたりで、
気持ちが散漫でした。
出演者各自の感想はまた改めて書きたいと思います。 3516-135156
準備段階 *Photo by Jiken
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