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桃色川柳朗読
【 経産婦の恋 】29句5分 緋川小夏
重ねたる唇の荒れに秋を知る
目を閉じて久方ぶりの君を味わう
戯れに頬張る松茸右曲がり
松茸や湿地を好んで育ちけり
騎乗位で軋むベッドのいななきよ
脱いだシャツ君のいぬ間に匂い嗅ぐ
別離れても別離れなくても寂しけり
生足で夜中にひとり米を研ぐ
ため息が突かれるたびに押し出され
見えずとも香りで惑わす金木犀
人差し指ときに自分の中を挿す
居酒屋で「抱いて」と言えずに芋焼酎
秋の夜蒲団にもぐって栗拾い
恋仲も三寒四温を重ねけり
闇鍋をつつくがごとくむさぼられ
満開の私を濡らす夜の雨
「秘密だよ」百日紅の花が見ていた
ひとり寝の昂りし頃に君の名を呼ぶ
後ろから君の舌先のぬくもりを知る
ジーンズの上から伝わる怒張かな
押し開く蜜柑の房を割るように
秋茄子を下のお口で食べる嫁
冬隣り君のぬくもり肌恋し
交わりて仰け反る額に玉の汗
ぬかるみに足を取られてベッド・イン
口紅が嘘をつくたび剥げてゆく
戯れと知りつつ溺れる情けかな
交わりを解いて君は何処へ帰る
肉棒で徒然なるまま奥の細道
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◇ 緋川小夏★句歴一年。主婦。子持ち。
今秋より某大学文学部(通信制)に入学。
「モモカタリ」 http://erotic.monokatari.jp/
「超短編官能小説」 http://erotic.monokatari.jp/konatsu/item_27.html
3512-135150
*Photo by Kanau
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