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俳句朗読演技
【 一人曲馬 〜酔いどれ縦遊篇〜 】20句22分 神山てんがい
(なにやら風とともに始まりぬぶるぶる二句)
★嵐の目笑ろておるんはサアカスか
★現世は一人曲馬の影絵なり
(汗ばんでもめけめけ夏の四句)
★カネカネとそのひぐらしが責める夏
★墓は千代紙で作ってくれ
★ハマダラ蚊ひと失格の俺に添い
★朝風呂に並び落ち行く穴タイル
(孤独も笑えるへれへれ病みの五句)
★生きてこぐ舟にともなしかいもなし
★姉さんや風呂場に隠すは兎か鬼か
★かさぶたを剥がせば戻る日々と云うか
★茶柱いまさら
★にそうなきざんげのかみよ切るじゅうじ
(荒れてなおぶよぶよ台風四句)
★天空に背骨をさらい恋地獄
★目薬になってやりたし台風の
★舞茸だか女の指だかわからぬ停電
★蒼荒らし去りて日傘の戻る路
(顎はずれひしひし酔いどれ川柳五句)
★負け戦溺れて臥せり夏のジン
★二輪車をガードレールとカクテルか
★目覚めれば灯籠見たり人の庭
★朝粥に携帯電話沈めけり
★血痕のついた名刺に覚えなし
(むらむら情緒欠落回文五句)
★痛きビンタのたんび期待
★君の来し方見晴るかし然るは三鷹市この幹
★蝉父知らず夏おつなずらし乳見せ
★支那娘手息乱れそれ民聞いて雌虚し
★掻き合うも爆ぜ風はもう秋か
(黴もなでなで秋の七句)
★秋刀魚など食ってたまるか命日に
★栗拾いも厄払いも色狂いも似たり
★湿っているのは俺だけか
★長話切なすぎて疲労骨折
★てのひらにこのみつげ
★北の窓馬が見ていた朝の自慰
★喉仏に部屋を持ちたし君の住む
(またも蠕動ごふごふサアカス六句)
★追憶は曲馬の闇に溺死せり
★経文をのたまう蜘蛛が膝を刺し
★布団ではなくシェパードを叩いているのです
★俺の帽子がどぶがわで「さらばおまえもがんばれ」と
★もしもし来世でね
★あだ花の世にこそ曲馬狂い咲け
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◇ 神山てんがい 俳優・脚本・演出・ワークショップ進行役
演劇、ダンス、パフォーマンス等のコラボユニット「煉獄サアカス」団長
http://rengoku-circus.info/
◇開会でのてんがい口上の出だし部分
「さあ、お立ち会いお立ち会い
いろはに大江戸 盛り場の
散りぬ徒花(あだばな) 返り咲く
こなた新宿サムライに
集うもののふ常ならず
無為の言霊今日(けふ)超えて
悪しき夢見し凝りもせず
甘き夢見し恋もせず、、、
宵闇せまれば大人の時間
寝た子起こすは野暮天素人、、、、」
(以下割愛)
3510-135148
*Photo by Kanau
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